昨日の中日新聞の一面トップに記事が掲載されて、驚きました。
新聞によると東シナ海に眠る石油や天然ガスは、黒海油田に相当する推定72億トンらしい。ボーッとしているとその資源をすべて中国に持っていかれちゃうよ。という話である。
日本の200カイリと中国の200カイリが重なり合うこの東シナ海で、日本はその中間に線を引き中間線としその東側を排他的経済水域と主張しているが、中国側はこれを認めず、中間線を越え沖縄トラフまでの大陸棚全域を自国の排他的経済水域と主張している。
今回開発が進む「春暁ガス田」は、その中間線からわずか5キロ中国側の海域にあり、まさに微妙な位置で挑戦的な感じがする。
国際常識でいえば、石油や天然ガスなどの地下資源が複数国にまたがっている場合埋蔵資源の体積に応じて配分するのだが、日本側は、ほとんど調査をしておらず、その配分を求める資料を一切持っていない。
このままいくと、中国がごっそり資源を持っていくのを「ただ指をくわえて眺めているだけ」ということになりかねない。
とっても危機だと思いませんか?
年金問題なんてちまちました事で時間を潰すより、もっと将来を見据えて政策を練って欲しい!
昨日、自民党本部で「海洋権益に関するワーキングチーム」の会合が開かれ、政府にこの問題に対しての厳しい批判がなされたらしいけど、帰ってくる返答は官庁間で責任のなすりつけ合い。
エネルギー庁が「外務省が中間線を画定させないと試掘はできない。」といえば、外務省は「中国側に抗議しようにも、根拠となるエネルギー庁の資料がない。」と言う・・・。
本当にダメだね。日本はどこへ行くのか・・・・
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