4988005773463 ウィーン・フィルの魅力を最大限に引き出した、レヴァインの色彩感溢れる名演!今年(2013年) 70歳になるレヴァインは、1980年代にはRCAのみならずDGにも指揮者として登場し、破竹の勢いで世界中の主要オケに客演している状況でした。その中で一連のウィーン・フィルとの録音の数々は、モーツァルトの交響曲全集やわが祖国、ナクソス島のアリアドネを含めどれも評価の高いものばかりです。その中でこのラヴェル録音は多少異質と言えるかもしれませんが、まだ40歳台になったばかりの勢いのあるレヴァインにとって、合唱の扱いにも長けたこの「ダフニスとクロエ」全曲はまさに当時うってつけの録音だったと思われます。そもそもウィーン・フィルによるラヴェル録音は少なく(マゼールやプレヴィン等そう多くはない)、オケの機能美や官能性を味わえるこの盤は稀少です。レヴァインの統率、制御力と、ウィーン・フィルの色彩感が見事に重なったこの盤は、この類稀な指揮者の力が十分に生かされた名盤でしょう。永らく廃盤でしたが、今回久しぶりに復刻いたします。

4988031114902 ロンドン響との最後のコンサートの後に録音された、両者の頂点を示す「ダフニス」。伸びやかな音楽性は必聴。ロンドン交響楽団とは1966年以来毎年共演し、'79年には首席指揮者に就任。以来、ひとつの黄金時代を築いた両者の最後の録音となったのが、このアルバムの2曲でした。同時にDGレーベルへのラヴェルの管弦楽曲集の最後を飾ることにもなりました(‘81年の「ラ・ヴァルス」を皮切りに「ピアノ協奏曲」等も入れて、CD4枚分を録音。管弦楽曲はタワー企画盤で入手可能です→PROC1499,1505,1527,1886)。当時、楽団員やロンドンの聴衆の強い慰留にもかかわらず、アバドは音楽監督の契約を延長しないことを発表。結局'89年秋にベルリン・フィルの次期音楽監督に指名されることになり、以降、二度と両者の共演は実現しませんでした。その意味でも両者の最後の録音となったこのアルバムの価値は高いと言えます。「ダフニスとクロエ」は'70年に第二組曲をボストン交響楽団と録音して以来となり(PROC1190で発売中)、アバドにとっても思い入れの強い曲であったようです。アバドは'88年11月27日の両者の最後の演奏会で「ダフニスとクロエ」全曲を取り上げました。この日のコンサートは2曲構成で、前半にはロストロポーヴィ...

4988031102190 《ダフニスとクロエ》の決定的名盤です。「フランスよりフランス的」と称されたモントリオール響とデュトワが見事なコラボレーションを展開させます。純度の高い清澄な質感、細部まで鮮明でありながら夢想的でさえある音楽はデュトワが最も得意とする世界。現代オーケストラの卓越した機能美と小粋な感性が結合した名演です。

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4988005386892 ラヴェルの管弦楽曲、協奏曲、室内楽曲、独奏曲の名作10曲を、カラヤン、ブーレーズ、アバド、小澤征爾の指揮、アルゲリッチのピアノ、アッカルドのヴァイオリンという、多彩で豪華な演奏陣で収録しています。カラヤンは《ボレロ》を2回録音していますが、これはその第1回目の録音。ブーレーズの《ラ・ヴァルス》は最新の4Dオーディオ・レコーディングによるものです。アルゲリッチのピアノ協奏曲は新録音を収録。ボザール・トリオのピアノ三重奏曲はフィリップス原盤を使用しています。

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4988017654071 『惑星』『宇宙幻想』『バミューダ・トライアングル』という〈宇宙3部作〉のあとにリリースされた眩いばかりの色彩美に満ちたメルヘンな第7作アルバム。これまでのトミタの音楽作りは、原曲をいかしつつも、巧みに自らの想像力をいかし独創性を強く押し出してきたが、ここでは一転して第1作『月の光』同様、フランス音楽に新たな光を与え、原曲のメロディーの美しさを忠実に生かし、なおかつシンセサイザーから作り出される、生のオーケストラでは聴くことのできない洗練された色彩の美しさをたっぷりと味あわせてくれます。

854990001598 巨匠ハイティンクによるラヴェル・アルバム。ハイティンクの「ダフニスとクロエ」と言えば、コンセルトヘボウ管と組曲を61、71年に、全曲版ではボストンSO（89年5月）、シカゴSO（2007年）と録音していて、正に十八番、且つこだわりの深い作品。本盤は、1967年から首席指揮者を務めていた縁の深いロンドン・フィルとのライヴを収録しています。首席指揮者としては最後の年の共演ということもあり、注目の1枚です。

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765387855420 英ダットン(Dutton Vocalion)は1997年に設立されたレーベルです。クラシックやイージーリスニングの歴史的名盤を聴きやすい音質で続々とCD化し、オールドファンの注目を浴びました。近年は1970年前後のLPレコード時代の4チャンネル・ステレオ(QUADRAPHONIC)のSACDハイブリッド化に力を入れており、イージーリスニングのタイトルで実績を残したあと、2017年2月よりクラシックの名盤のSACDハイブリッド化に取り組みました。ブリーム(ギター)、ビッグズ(オルガン)、ズーカーマン(ヴァイオリン)、ルービンシュタイン(ピアノ)、ストコフスキー、バーンスタイン、ブーレーズ、レヴァイン(指揮)など、14タイトルがリリースされ好評を得ました。2019年1月、新たに冨田勲(シンセサイザー)の『ダフニスとクロエ』が加わることとなりました。1979年発表の『ダフニスとクロエ』は、『惑星』『宇宙幻想』『バミューダ・トライアングル』という〈宇宙3部作〉のあとにリリースされた眩いばかりの色彩美に満ちた、メルヘン的な第7作アルバムにあたります。この頃の彼の音楽作りは、原曲を生かしつつも、巧みに自らの想像力をいかし独創性を強く押し出してきましたが、ここでは一転して1974年の第1作『月の光』同様、フランス音楽に新た...