4988031128732 ムターを始め名手を揃えた豪華メンバーによるこれらの曲の代表的演奏。初期ベートーヴェン作品の真の姿に迫る名演。各楽器のトップ・ソリストが1988年1月にパリで顔を合わせた、一期一会、壮大華麗な弦楽三重奏演奏です。ドイツのヴァイオリニスト、アンネ=ゾフィー・ムターは当時24歳。彼女の"後見人"だったカラヤンはまだ存命中で、今日のような妖艶甘美な演奏スタイルではなく、真摯で率直な音楽性を示していました。イタリアのヴィオリストのブルーノ・ジュランナは当時54歳のヴェテランで、ソロ活動の傍らパドヴァ室内管弦楽団の音楽監督の重責も担っていました。ロシア出身のチェリスト、ロストロポーヴィチは当時60歳。チェロ奏者として、指揮者として最円熟期を迎えていましたが、母国はまだ共産主義体制で旧ソ連からの亡命者として音楽活動を行っていました。つまり、生まれた国も育ってきた音楽的環境も異なる3人が、それぞれにとっての異国であるフランスで、東西冷戦終結直前に、時空を超えた自由人であるベートーヴェンの音楽を録音したのがこの1組ということになります。今日であれば、各自のスタイルを存分に発揮したコラボレーションとなるところですが、この録音の三人は「音楽は国境...

4540957008156 ボアダムスを中心に活動するYOSHIMIを中心に、95年に結成されたOOIOO。現在はメンバーにOLAibiを率いるAiも参加。ミニマルでニュー・ウェイヴ的なサウンドから出発するも、次第にスピリチュアルな志向を強めて行き、バンドは大自然と共振する様に。様々な音楽的変遷/数度のメンバーチェンジを経て、過去4枚のオリジナル・アルバムをリリースしてきたOOIOOの3年ぶりとなる待望のニュー・アルバムは、自然な奥行きを心掛けた音の配置が印象的で、且つスペーシーな高揚感あふれる濃密な音空間。ドラムを中心にギターやベース、エフェクト類、そして英語、ハワイ原語、スワヒリ語、造語を駆使し、言語を超えたとも言えるフリーフォームなスクリーミングが絡み合った即興演奏的なアンサンブルは、唯一無二の存在感を放っています！

4260115990955 【常に活動の場を選ばず、進化し続けるカールステン・ニコライのalva noto名義での2008年作！jpegやexcel、powerpoint等のデジタルファイルをサウンド化した最高傑作！】坂本龍一とのコラボ作品や“xxrrox”等、常に進化し続けるalva notoの、2004年に発売した『transspray』の続編ともいえる作品。2006年〜2007年のraster noton日本ツアーの際にレコーディングされ、2008年上旬にベルリンで完成させた本アルバムは、よりリズミックなアプローチによりalva notoのコンセプトをサウンド化した傑作！当初、代官山のクラブ“unit”をイメージしていたというタイトル『unitxt』とは「世界の共通言語としてのリズム、そして構成単位(unit)のテキスト」を意味している。

4582192935781 ビート詩人＝佐野元春による“スポークンワーズ”の集大成！衝撃の「エレクトリック・ガーデン」発表から始まった、ポエトリー＆サウンド表現への果敢な挑みを音と映像の2DISCにコンパイル。“言語表現の探求者”佐野元春が20余年にわたり果敢に模索・実験し続ける表現方法『スポークン・ワーズ』。1985年に発表された衝撃的なトータルパッケージ「エレクトリック・ガーデン」以降、作品のみに留まらず、自らが主宰した画期的マガジン「THIS」をはじめとするメディア、或いは1994年に大成功を収めた「Beat-titude」や2001年から継続して行われている「inmotion」に代表されるライヴなどを通じて、彼はこの表現方法を日本における先駆者として意欲的に発信・検証してきた。本作品は、佐野元春の音楽表現において極めて重要な、この『スポークン・ワーズ』に焦点を当て、これまでの表現活動の軌跡を凝縮させたプロダクツ。音源(CD)と映像(DVD)、そして言語表現に不可欠なテキスト（全92Pブックレット）で構成されており、これらを通じて佐野元春が提起する、表現方法としての「言語」の可能性及び「日本語」の持つ意外なまでのビート性を驚くほど理解することができる。ライブDVD『In motion 2003‐増幅』は、まさに本作...