メンデルスゾーン : 序曲、シューベルト : 交響曲第5番、ブラームス : 交響曲第1番
ありがとうエリシュカ! 感涙のブラームス完結篇! ★数々の名演を聴かせてきた札幌交響楽団と名誉指揮者ラドミル・エリシュカ。2017年3月にはブラームスの交響曲全曲演奏プロジェクトを完結させました。最後に取り上げられたのは第1番。その特別な演奏会を収録したアルバムが発売されます。残念ではありますが、エリシュカは健康上の理由により2017年10月の札響の定期演奏会を最後の来日公演とする、という発表がなされています。しかしここに収められているのは若々しいエネルギーに満ち溢れた圧倒的な名演。新鮮で透明、清冽なメンデルスゾーンとシューベルトを聴かせたのち、メインのブラームスではほとばしるような情熱と格調の高さを兼ね備えた、スケールの大きな巨匠然とした音楽を構築してくれます。偉大なマエストロに感謝の意を込めつつ、じっくりと味わいたい感動的なディスクです。 ★エリシュカ/札響のブラームス・プロジェクト、他の番号はそれぞれALT-304 (第3番) 、ALT-319 (第2番) 、ALT-330 (第4番) で発売されており、いずれも大変高い評価を得ています。 ◆レコード芸術 2018年2月号 特選盤 ラドミル・エリシュカ (1931-) チェコのブルノ音楽大学にて、ヤナーチェクの高弟ブジェチスラフ・バカラに師事。1969...