クラウディオ・アバド/ラヴェル: バレエ「ダフニスとクロエ」, 高雅にして感傷的なワルツ<タワーレコード限定>[PROC-1887]
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4988031114902 ロンドン響との最後のコンサートの後に録音された、両者の頂点を示す「ダフニス」。伸びやかな音楽性は必聴。ロンドン交響楽団とは1966年以来毎年共演し、'79年には首席指揮者に就任。以来、ひとつの黄金時代を築いた両者の最後の録音となったのが、このアルバムの2曲でした。同時にDGレーベルへのラヴェルの管弦楽曲集の最後を飾ることにもなりました(‘81年の「ラ・ヴァルス」を皮切りに「ピアノ協奏曲」等も入れて、CD4枚分を録音。管弦楽曲はタワー企画盤で入手可能です→PROC1499,1505,1527,1886)。当時、楽団員やロンドンの聴衆の強い慰留にもかかわらず、アバドは音楽監督の契約を延長しないことを発表。結局'89年秋にベルリン・フィルの次期音楽監督に指名されることになり、以降、二度と両者の共演は実現しませんでした。その意味でも両者の最後の録音となったこのアルバムの価値は高いと言えます。「ダフニスとクロエ」は'70年に第二組曲をボストン交響楽団と録音して以来となり(PROC1190で発売中)、アバドにとっても思い入れの強い曲であったようです。アバドは'88年11月27日の両者の最後の演奏会で「ダフニスとクロエ」全曲を取り上げました。この日のコンサートは2曲構成で、前半にはロストロポーヴィ...