749677140922 シューリヒトとパリ音楽院0によるベートーヴェン全集は1957年から1958年にかけて一気に録音されました。この時期レコード会社各社はそれまでのモノラル録音からステレオ録音への移行を開始したばかり。そのような状況下で、このベートーヴェン全集はモノラルで録音、作品ごとに発売されました。後に、1970年代に入ってから「第九」のみステレオ録音によるマスター・テープが発見され、まずはその海外盤LPが英EMIの廉価盤シリーズ「CLASSICS FOR PLEASURE」で、次いで日本国内では東芝EMIが独自に4面カッティング(海外盤は2面カッティング)を行い発売したのです。一方、ステレオ版CDは国内盤でも発売されましたが、輸入盤CDとなるとあの名盤誉れ高い全集BOXに収録されている音源も何故かモノラル版が採用され、今回のテスタメントによる発売に至るまで、信じ難いことですが陽の目を見ることはなかったのです。こうして海外では長い年月「封印」されていたこのマスター・テープを、テスタメントは彼らが誇る高度のリマスタリング技術によって見事に甦えらせました。往年のフランスのオーケストラが持つ薫り高い音色とシューリヒトの正統的アプローチが見事に結実した名演に新たな光が宿るのです...
ロック界の“BOSS”、ブルース・スプリングスティーンが自身の半生を、初めて自ら綴った自叙伝『Born To Run』を9月27日に出版(日本版は早川書房より全世界同時発売決定)。自伝本に合わせて発表される“音楽自叙伝”『チャプター・アンド・ヴァース』がアナログLPでの発売も決定!(輸入盤国内仕様、2枚組カラー・レコード)。Multi Color Vinyl(レコードの盤面の色がまだら模様、マーブ