「ブルージーな鳴りのテール・ピース仕様の12弦ギター」レクタングラー・ブリッジとトラピーズ・テールピースが採用されていた1966年製のB-25-12です。一般に普及しているピン・ブリッジ構造の12弦ギターと比較すると、ウォームなトーンで、サスティンは短めです。ジョリンジョリンとした民族楽器的なサウンドが独特です。打痕、引っ掻き傷、塗膜の欠けや剥げ、ウェザー・チェックが散見され、ヘッドには木部の欠けも複数箇所あります。当店提携先のリペア・ショップにて、トップ3個所(1弦側指板脇、ピックガード下方外側、6弦側肩部)、バック3個所(両くびれ部、6弦側肩部)のクラック接着、サドル交換、ナットの嵩上げ、ブリッジ浮きの圧着をおこないました。ジョイント近くのネックの一元側の側面にストラップ・ピンが後付けされています。

2012年製、ヴィンテージスタイルの人気モデル入荷!ロングサドルにヘリンボーントリムやべっ甲ピックガード、フォワードシフテッド・スキャロップド・Xブレーシング等戦前のD-28を彷彿とさせるモデル!ネックグリップはVシェイプを採用、演奏性にもヴィンテージフィールを感じさせてくれます。ボディにはスリキズ、打痕、クリア剥がれ等あります。ピックガードには細かく薄っすらとしたピッキングキズがあります。ボディトップ中央下部には大小打痕があります。ボディトップ左上部分には指先大の塗装焼けが薄っすらとあります。後述するバインディング補修の跡と思われます。ブリッジ上部にはクリア剥がれや浮きがあります。ボディトップ右側とバック両側ウェスト部分でバインディング継ぎ足しによるバインディング剥がれ補修跡があります。またその周辺には接着剤を流す際にできた痕跡や、クリア剥がれ・浮きがあります。ボディトップ左クビレ部分にバインディングには少し段差があります。ボディサイドエンド部分のジャックを中心に両脇に約7cm程の線状のスリキズがゴツゴツとあ……以下