リヒャルト・シュトラウス:ピアノ作品全集 第1集
2015年1月28日発売【曲目】 1.仕立て屋ポルカ Trv1/2.パンツェンブルク・ポルカ TrV11/3.緩徐楽章 TrV12/4-8.5つの小品 TrV18/9.ピアノ・ソナチネ 第2番 ホ長調 TrV20/10-11.6つのソナチネ-第1番 ハ長調 TrV22/12-14.6つのソナチネ-第2番 ヘ長調 Trv23/15-18.6つのソナチネ-第3番 変ロ長調 Trv24/19-22.6つのソナチネ-第5番 変ホ長調 Trv26/23-17.5つのピアノ小品 Op.3 TrV105 【演奏】 ダリオ・ボヌッチェッリ(ピアノ) 【録音】 2013年9月 ジェノヴァ リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)というと、どうしてもあの壮大な管弦楽曲や狂おしいオペラなどが頭に浮かびますが、どんな天才といえども、少年時代には作曲技法を習得する必要があったわけであり、とりわけ彼の父(高名なホルン奏者フランツ)は、モーツァルトなどの古典派至上主義であったため、最初はモーツァルト作品と見間違うばかりの「古典派風」の作品をいくつも作曲していたのでした。最初の作品といわれているのが、「仕立て屋ポルカ」であり、これは彼の6歳の時の作品で、母が採譜した、とても軽やかな舞曲です。ソナチネは10歳頃に書かれたもので、こちらも習作の域を出ないものです。「5つのピアノ小品」は17歳頃の作品で、こちらには既に完成された「シュトラウス節」が感じられる興...