1989年発売の「XD-5」は、44.1kHzサンプリング波形に編集機能を与えた 16ビット・デジタル・パーカッションシンセサイザー 音源モジュール。当時、シンセ音源は多数ありましたが、「ドラムの重要性に対応するため」という意気込みでKAWAIが作ったドラム・パーカッションのサウンドに特化したレア機。128倍音までの倍音を使って合成されたDC(Digital Cyclic)波形が41個、16bitサンプリングによるPCM波形が215個内蔵。編集機能としては、最大4つの波形を組み合わせが出来、デジタルフィルターやレゾナンス、AM変調、ベロシティーによる音質コントロールなどが可能。プログラムメモリー:80(本体/SINGLE:64、KIT:16)OUTPUTはステレオアウトに加え6個の独立アウトも装備。2Uサイズ、寸法:483(W) x 218.5(D) x 88(H) mm、重量:2.8 kg。