「S-760」は、1994年発売の1Uサイズの16bitデジタルサンプラー。メモリーの増設やオプションボードを接続出来たりと、操作性と拡張性で人気モデルになりました。先に販売されていた「S-770」や「S-750」のサウンド・データをそのまま読み込むことが可能。この個体は、メモリーが32MBに増設され、オプションボードの「OP760-1」が取り付けられた個体。「OP-760-1」ボードを追加すると、デジタルインが1系統、デジタルアウトが2系統追加され、さらに外部CRTモニターへの接続が可能になり専用マウスでの操作が出来るようになりました。(この個体にマウスは付属していません)・3.5インチ・フロッピーディスク・ドライブ搭載・最大同時発音数:24音・サンプリングレイト:48kHz,44.1kHz,24kHz,22.05kHz,16kHz(16bit)・SCSI端子:標準搭載寸法:482(W) x 362.3(D) x 44.8(H) mm、重量:4.2kg
1989年発売の「XD-5」は、44.1kHzサンプリング波形に編集機能を与えた 16ビット・デジタル・パーカッションシンセサイザー 音源モジュール。当時、シンセ音源は多数ありましたが、「ドラムの重要性に対応するため」という意気込みでKAWAIが作ったドラム・パーカッションのサウンドに特化したレア機。128倍音までの倍音を使って合成されたDC(Digital Cyclic)波形が41個、16bitサンプリングによるPCM波形が215個内蔵。編集機能としては、最大4つの波形を組み合わせが出来、デジタルフィルターやレゾナンス、AM変調、ベロシティーによる音質コントロールなどが可能。プログラムメモリー:80(本体/SINGLE:64、KIT:16)OUTPUTはステレオアウトに加え6個の独立アウトも装備。2Uサイズ、寸法:483(W) x 218.5(D) x 88(H) mm、重量:2.8 kg。