三菱エアコンは、esphome-mitsubishiheatpump により CN105 ポートを利用して、シリアル通信によるコントロールが可能で、私も2種類の三菱エアコン MSZ-GV2519 と MSZ-GE2520 に取り付けて、問題無くコントロールしいる。
昨年の11月頃に新たに、MLZ-RX5017 を設置したので、また同じように組み込みましたが、通信規格が違うのか全く動かすことができませんでした。
そこで、SmartIR を利用して、赤外線リモコン RS-WFIREX4 経由でコントロールしていた。しかし、少し問題が・・・。
運転自体の ON/OFF は、HA端子から信号を取って反映できていたが、付属のリモコンで温度を変えたり運転モードを変えたりした時に、HomeAssistant 側でその変更を感知することができない問題があった。
そこで、今度は Tasmota の IRremoteESP8266 を利用して、付属のリモコンで操作したときのIR信号を受け取り、HomeAssistant にフィードバックするすることにした。
HomeAssistant とのブリッジは、Tasmota-IRHVAC を今回のこともあり色々拡張した nao-pon/Tasmota-IRHVAC を使用。
実際に使ってみると、概ねうまく行ったものの、少し不備な点が・・・
ここまで、順調に進んできたがちょっと大きめの問題が・・・。
週間タイマーを利用するには、IR データ送信時に、現在時刻と曜日の情報を送信する必要があるようだ。
現在時刻は Clock として、IRremoteESP8266 側では実装されているが、Tasmota 側では利用していない。これは大きな問題ではないが、曜日の情報は全く定義されていないので、新たに定義する必要があり、他のメーカーのエアコンには必要ないかも知れないので、取り入れるにはハードルが高そうだ。
ということで、独自ビルドでお茶を濁すことにした。一度ファームが固定されれば、そうそう書き換えることもないだろう。
それがこれ。
ついでに、三菱エアコンは Beep が使われていないので、それに WeeklyTimer を割り当てることで、動的にコントロールできるようにした。
これで、付属リモコンと全く同じ IR 信号を送られることを確認したので、多分問題ないなかろう。
また、自作したシステムには CCS811 を使った二酸化炭素濃度センサーもつけてあるので、user_config_override.h でビルドオプションを変更し I2C の CCS811 コンポーネントを有効にして、サイズ削減のために他の I2C コンポーネントは無効にした。
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